牝馬への種付けが4,000万円もする人気の種牡馬
競馬は強く速い競走馬を作り出すために様々な血統を組み合わせることから、ブラッドスポーツと呼ばれることもあります。そのため、レースで好成績を残したり、例え好成績を残せなくても血統の良さを評価されれば種牡馬や繁殖牝馬となって、次世代へと遺伝子を残していきます。
種付けシーズンは日本では2月から7月頃までとなっており、その時期になると種牡馬や繁殖牝馬を多く抱える牧場は忙しくなり、ピリピリしたムードが漂います。
公表されている中で、一番高額な種付け料の種牡馬はディープインパクトと言われています。その金額は2019年時点で4,000万円です。ジェンティルドンナやキズナ、スタディオブマンなど日本だけではなく、世界中で産駒がG1レースを優勝しています。
種牡馬入り当初の2007年は1,200万円でしたが、産駒が高い確率で重賞を好走するため、年々種付け料が高騰していきました。それでも種付け希望が殺到し、毎年のように200頭以上の繁殖牝馬に種付けをしています。
非公開ですが、世界で最も高額な種付け料と噂されているのがガリレオで、一説では5,000万円以上とも言われています。父は大種牡馬のサドラーズウェルズ、母は凱旋門賞を制した名牝のアーバンシーと超良血です。
競走馬としても2カ国のダービーを制するなど大活躍しましたが、産駒も期待に違わず大活躍しています。代表産駒はフランケルで、デビューから14戦無敗のまま引退し、2年連続カルティエ賞年度代表馬に選出されました。