達成されていないG1記録

達成されていない G1記録

首位争い

日本競馬の歴史は非常に長く、これまで数多くのG1レースも開催されてきました。しかし、それだけ長い歴史を誇る日本競馬で、未だに達成されていない記録があるのです。それは、同じG1レースを三連覇することです。
これまで、二連覇を達成した馬は数多く存在していますが、三連覇に関しては未だに一頭も成し遂げていないのです。

なぜ、同じG1レースを三連覇することが、これほどまで難しいのでしょうか。その大きな理由としては、名馬と呼ばれるほどの強い馬は、子孫を残すことも重要な役割となるので、ほとんどが4歳か5歳までに引退をしてしまうのです。したがって、4歳で引退してしまうと物理的に達成は不可能になりますし、5歳で引退する場合でも達成できるレースはかなり限定されてしまうのです。

もちろん、純粋に同じG1レースを3年続けて勝つこと自体、かなり難しいことだと言えます。競馬というのは、どれだけ強い名馬であっても負けることはあるわけですし、どれほどの実力があっても勝ち続けることは困難なのです。

配当はG1の方が大きくなる

コーナー

基本的に、競馬の配当はG1の方が大きくなる傾向にあります。これは、G1になるほど参加人数が大きくなるからに他なりません。

ギャンブルで何らかの配当が生じるものに関しては、多くの人が参加する方が参加する人への分配金は大きくなります。特に、日本の競馬ではこの傾向が大きい特徴があります。

日本競馬は、胴元がJRAであるため、JRAがまず利益の取り分として控除率の25%を取得します。この段階で、お金を賭ける人は全体の75%の利益しか得ることができないようになります。
しかも、本命の馬に賭けるほどオッズはだんだん小さくなります。

オッズの動きは、そこに投入される金銭の大きさによって決まりますので、参加人数がものすごく小さいギャンブルでは、オッズの動きがものすごく大きくなります。

例えば、地方競馬であれば単勝で1万円程度の資金を投入したとしてもオッズが大きく動きます。そのため、参加人数が多いG1では大きな金額を賭けてもオッズが動きにくく、配当を得やすい傾向にあるわけです。

G1の勝利数

騎手

G1で8勝以上の記録を残している馬はいません。
レースの数自体は多いのですが、当然ながら馬によって適した距離は違ってくるわけですし、3歳や牝馬しか出走できないレースもあるわけです。

どうしても1年間に出走できるG1レースは限られるわけですし、その中で何勝もすることは非常に難しいことなのです。しかも、6勝や7勝もするとなれば、強さを維持しなければなりませんから、短期間だけ強く持てダメなわけです。

もちろん、いずれは勝ち数の新しい記録を達成する馬は出てくるでしょうし、それ以外にも様々な記録が新たに更新されることでしょう。
しかし、長い歴史が積み重なって今の競馬があるわけですから、過去の名馬たちの記録は決して色褪せることはありません。

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